PWA 韓国大会Neilpryde & JP 上位独占 &RSレーシングEV2のセッティングポイント

2009 年度のPWA ワールドカップは1年間のツアー通して、初回の大会で登録した同じ3 本のプロダクションボードと6 枚のセイルで戦わなければならない。それはPWA では競技種目としてSLALOM63「スラローム・シックススリー」と称している!
今年で3 年目となるPWA ウルサンワー
ルドカップは、韓国ウルサンのジンハービーチで行われ、大会会場には昨年の世界チャンプ「アントワン」、ボードとセイルのブランドを一新した「ビヨン」、そして09ツアー第一戦で活躍した「ロス」、「ゴンザロ」、また常に上位にランクされる「ケビン」、「ジョシュ」などそうそうたるメンバーが集結した。その中には昨年骨折で戦線離脱した「マイカ」が復帰し、注目の選手になっていた。
レースは大会前半にジンハービーチ得有の風が吹き、5 レース成立。その中で
Neilpryde でチャンプとなり続けていて、今年からJP を使用するアントワンが3 レ
ーストップを走り優勝。そして怪我から復帰したマイカがNeilpryde&JP を使用し
2 位となった。4 位にはNeilpryde を使用
するフィニアンが入り上位独占!見事な圧勝となった。
近年、同じボード&セイルブランドの道具を使用する選手がワンツーフィニッシュを果たしたのは記憶に無い。しかもプロダクションを使用し、限られた道具で戦うというルールではなおさらだ。今回の成績でNeilpryde RS:Racing Evo ll と
JP Slalom Ⅴの性能の高さが立証され、今年のワールドツアーの注目のブランドとなった!

●成績  
優勝 Antoine Albeau F-192 NeilPryde,

2 位 Micah Buzianis USA-34 NeilPryde, JP

3 位 Björn Dunkerbeck SUI-11 Starboard, Severne Sails, Mystic

4 位 Finian Maynard KV-11 RRD, NeilPryde

RSレーシングEV2とJPのスラロームの板の独占のようです。

最新レーシングセイルはアウトテンションが重要 !!JPN67 山田選手チューニングレポート

韓国のワールドカップにも参戦した山田選手がNeilpryde の最新レーシングセイル
「RS:Racing Evo ll」のチューニングについてレポートしてくれた。
「今年のセイルはダイナミック・コンパクトクリューの性能が素晴らしく、幅広い
風域を最速で走る事ができます。その最新機能を発揮する為には『アウトホールを引く事!』がとても重要です。一番はプレーニング中にセイルがブームに当たらない程度にカニンガムで調整するのがベストです。陸上でのチューニングは難しいのですが、目安としてはブームから1cm 以上離れるようにした方が良いと思います。これが基本でここから選手の好みや使う風域でアンダー&オーバーで調整します。ダウンテンションについて、現在は規定値プラス1cm。初回のセッティングと数十回使用後では数値は変わってきますので注意してください。RS-R やEvo1 と比べるとEvo llではリーチはたるんだ状態になります。オーバーとアンダーでは基本的にダウンテンションはいじらずにアウトで調整します。」*注意:セッティングデータは参考値とお考えください!
山田選手には次号でもっと詳しくJP
SLALOM の情報も含めて解説してもらい
ますのでお楽しみに!

●ウインドバカのセッティングもおおよそ同じ感じである程度しっかりダウンは引きアンダーでもオーバーでも同じ位置です。
ただダウンは引きすぎるとアンダー走らなくなり駄目です。
そのポイントは微妙なので乗りながら判断する必要はあると思います。

ダウンの引き具合でセイルが軽く感じるポイントがあるのですがちょうどその位置がアンダーも走りオーバーも楽に乗れる位置なんです。
それ以上引くとオーバーは良くてもアンダーが今一になるのでその位置を見つけてください。
このポイント見つけ方は地道にセッティングを変えて乗り込むしかありません。

また 山田プロも感じているようですが使い込むとこのポイントが変わってきます。
ウインドバカはこのセイルの7.0㎡の使い込み頻度ははたぶん日本でNO1だと思うので良く分かります。

セッティングは自分の感覚を常に研ぎ澄ますし同じセイルをいろんな風域で乗り込む事でそのセイルの調子が分かってくるものなのでまずは乗り込む事が大事ですね。
ウインドバカはこの7.0㎡を5mから13mまでの風域を乗り込んでいますがセッティングは変えていません。
常にボードもセイルもオールマイティに乗れて楽に速く走れるセッティングを探しています。

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