内側側副靭帯損傷

内側側副靭帯損傷
膝内側側副靭帯損傷（MRI)

膝をひねったけど、レントゲンで異常なしといわれて一安心?　靭帯・半月板はレントゲンで写りません。膝専門医の診断が必要です！
内側側副靭帯損傷の原因と病態

内側側副靭帯は膝が外側にぶれないように抑えている靭帯で、外側からタックルされたり、膝を内側にひねった時断裂します。軽い外傷では単独損傷ですが、重度不安定性がある場合は前十字靭帯損傷や内側半月板損傷を合併している可能性があります。
内側側副靭帯損傷の診断と治療

診断は徒手検査で外側不安定性を認めることや、MRIで断裂像を確認、他の靱帯半月板が合併していないか、確認することが必要です。
内側側副靭帯単独損傷については、新鮮例では、テーピングや内側側副靭帯用サポーターの装着でほとんどの場合、治癒し、スポーツ復帰が可能です。しかし、新鮮例で十字靭帯損傷を合併している場合や陳旧例では、靭帯縫合術や靭帯再建術の手術が必要なこともあります。

症状と損傷の程度
　症状は、受傷直後より膝関節内側に痛みや不安定感を訴えますが、損傷の程度により痛みをこらえながらもプレーを続行できるものからその場で歩行不能になるものまで様々です。
　靭帯損傷の程度は、次の３つに分類され治療法やスポーツ復帰の目安とされます。
　　　1度（軽度）靭帯のごく一部の損傷で不安定性はない。
　　　2度（中等度）靭帯の部分的な損傷で不安定がある。
　　　3度（重度）靭帯の完全断裂で著明な不安定性がある。(図2) 内側々副靭帯3度損傷の術中所見
（図2）
　治療とスポーツ復帰
　内側々副靭帯の単独損傷は、特殊な場合を除き最近ではほとんど手術はされなくなっています。また、膝の痛みが強い時を除きギブスなどの外固定は用いず、早期により大腿四頭筋の筋力強化を中心とした積極的なリハビリテーションを行うことが主流となっています。 　1度損傷は、3週以内にスポーツ復帰が可能です。2～3度損傷は、4～12週の治療期間が必要となります。ただし3度損傷の場合、前十字靭帯損傷や半月板損傷を合併していることが非常に多いので注意が必要です。さらに、柔道やサッカーなどのように直線方向だけではなく膝に回旋動作（ねじれ動作）が特に要求される競技では手術が必要な場合があります。
　いずれにしても損傷の程度と合併損傷の有無、スポーツ種目、レベル、年齢などにより治療の方法やスポーツ復帰への道も様々ですので専門医による適切な診断が重要となります。

ネットで調べるとそんなに重症ではないみたいだけどな？

最近はギブスしないとも書いてある？

内側々副靭帯の単独損傷は、特殊な場合を除き最近ではほとんど手術はされなくなっています。また、膝の痛みが強い時を除きギブスなどの外固定は用いず、早期により大腿四頭筋の筋力強化を中心とした積極的なリハビリテーションを行うことが主流となっています。

早期にリハビリとも？

ウインドバカの場合は1度（軽度）靭帯のごく一部の損傷で不安定性はない。
当てはまるので1度損傷は、3週以内にスポーツ復帰が可能です。と書いてある？

違うお医者さんに見てもらっと方が良いのかな？

でも今はまともに歩けない位です。

大きな腫れは無いんです。

明日朝起きてどの位の痛みがあるかですかね。