「ヨウ素10兆ベクレル」未公表=世界版SPEEDI試算―文科省、安全委連携不足 政府は隠していた

「ヨウ素10兆ベクレル」未公表=世界版SPEEDI試算―文科省、安全委連携不足

東京電力福島第1原発事故で、昨年3月15日、放射性物質の拡散予測データ
「世界版SPEEDI」の試算結果で、千葉市内で計測されたヨウ素を基に推計
した同原発からの放出量が毎時10兆ベクレルという高い値が出ていたにも
かかわらず、文部科学省と原子力安全委員会の間で十分な連携が取られず、
現在も公表されていないことが3日、分かった。
 文科省や安全委によると、世界版SPEEDIは放出される放射性物質の拡散
状況を半地球規模で予測するシステム。日本原子力研究開発機構が同シス
テムを運用しており、昨年3月も文科省の依頼を受け、試算を行っていた。
 それによると、昨年3月14日午後9時ごろに福島第1原発から放出された
ヨウ素の量は毎時10兆ベクレル、セシウム134、137もそれぞれ同1兆ベクレルと推計された。
 この試算データの評価について、文科省は安全委の担当と判断し、
同16日に安全委へデータを送るよう同機構に指示した。同機構はメールに
添付して送信したが、安全委は重要情報と認識せず、放置したという。
同様にデータを受け取っていた文科省も、安全委に公表するよう連絡しなかった。

この問題を昨年8月にすでに指摘していた動画がありました。

欧州放射能リスク委員長 科学部長 クリスバズビー教授のコメントでが
この教授は昨年の早い段階で毎時10の13乗ベクレル(=10兆)の放射能が
原発から出ていると指摘していましたが当時8月17日の政府の発表では
「最大で毎時 2億ベクレル」と発表していたんです。

因みにこの教授の計測方法は原発から100㌔離れた所の地面の測定値が
東京と千葉の間を走らせた車のエアーフィルターによる測定で測定値は
フィルターについたセシウム137の濃度の値が1963年の核実験ピーク時の
東京の値の1000倍以上との事です。

後 怖いのは外部被爆の染量しか注目しない専門家により
呼吸による内部被爆の影響が無視されていることだといいます。

原発事故の当時ウインドバカもかなり神経質になって心配していた
事が今となって現実問題として今後大きな影響が出て来る可能性が
十分あると云うことになって来ました。

ただ今となっては過ぎてしまった時間の健康被害はどうにも出来ないので
これから数年後数十年後に大きな健康被害が出ない事を祈るしかありません。

結果論としては当時しっかり逃げた方が正解なのかも知れません。

後 政府のやることは本当に知らなかったのか知っていた確信犯なのか
わかりませんが今回の記事から判断すると文部科学省と原子力安全委員会
などは確実に知っていた事になります。
それを文科省、安全委連携不足で簡単に片付ける事は許されないでしょう。

またこの問題がこのまま風化する事があるなら今後の国に対しての信頼は
完全に失われる事になります。

また今後健康被害が表だって出た時の責任問題にも大きく影響が出て来る
問題ですのでしっかり今回は追求して頂きたいと思います。

このまま誰の責任も追求しない事は許されれないでしょう。

当然東電の経営責任も合わせてですね。

国の責任も東電の責任も元を正せば個人の責任も追求する必要も十分ある。
戦争と同じだと。

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