ゲロアンダーセイリングについて＆明日以降の風予想＆ガソリン代159円！

今日は予報に反して北東が朝から駄目モードでしたのでまじめに仕事していました。予報はあくまで目安ですね。

今日はちょっとゲロアンダーセイリングについて考えて見たいと思います。
なぜアンダーではなくゲロアンダーかといいますとアンダーセイリングと
ゲロアンダーセイリングではまったく別次元になるからです。
アンダーセイリングとは普通にプレーニング出来る中で弱めの風の時をアンダーといいます。
ゲロアンダーとは普通にしていては走らない時の事を言うのでこの差はかなり大きいので分けされてください。

そしてこの所ゲロアンダーで走らせる事が多く走らせながら色々と考えています。
ゲロアンダーで走らせるのは何が難しいのか？

1、たらない風で走らせる為の効率の良いパンピング！
2、走り出してから如何に走り続けられるか！
3、そしてアンダーの中での最高速の伸ばし方！
4、パワー不足の中での上り下り！

こんな感じでしょうか！

どれが一番、難しいかといいますと全部難しいのですが特にパンピングで走らせた後のプレーニングの維持です。
パンピングで少しの距離を走らせる事は意外と出来る方多いのですがそこからプレーニングを維持するのが非常に難しいと思います。

理由はプレーニングを続けられるポイントとなるラインが非常に狭いんです。
上らせて過ぎても駄目下らせ過ぎても駄目！
厄介なのはその走らせるポイントが速度に合わせて微妙に動く変わるんです。

パンピングして走り出してから少しずつ加速して行きますよね。そのスピードに合わせてポイントが違うのと風は息をしていますので弱くなったり強くなったりします。
ましてやギリギリの風速で走しらせている為このポイントが本当に微妙なんです。

だからここでアビームとかクローズとか、どこですよと文章で説明するのは非常に難しいです。
又　海なら微妙な波の動き　潮の流れ　そして風に対しての角度　微妙なパワー感すべてを体で感じながらそのつど判断して瞬時に修正実行できる判断力と技術が必要になってきます。
これはもう理屈抜きで体で覚えるしかないですね。

とわ言ってもどうしたら良いのか知りたい所ですよね。

そこで一応ゲロアンダーを走らせる為に何が必要で大事かを何点かお話させて頂きます。

何はともあれパワーと持久力　そしてテクニックです。
このうち一つでも掛けているとアンダーは走ってもゲロアンダーは走りません。
その証拠に軽い方　特に女性に多いのですが体重が軽い事はアンダー走らせるには最大の武器になります。
これは皆さん想像つくと思います。

確かに軽い女性小さいセットでもアンダーは良く走ります。
多だ、次が大事なんですがアンダーは走っても実はゲロアンダーは走らない方が多いんです。

その理由はゲロアンダーは何も行動しないで黙っていて走りだす事はないからなんです。
必ずパンピングなりウーチングが必要になる為その技術が無いと走しださなからですね。
又　それらを行うにはテクニックとパワーと持久力が必要になるのでここが難関なんです。

もちろん女性でも男性でも体重の軽い方がこの問題をクリアすれば間違えなく走り出しの最低風速は下がる事間違えないと思うのすが非力の女性にはこれが中々難しいことだと思います。

それとアンダーなら大きな道具を使えば走るでしょうと　考える方も多いかと思うのですが非力な女性小柄な方にはこの大きな道具を使うというのが簡単な事ではないので厄介です。

又　この事は昨日ウインドバカが実体験で確認出来ました。
確かに大きな道具は何もしないで走り出す最低風速は下がりますが行動を起さないければ走り出さないのでそこが問題なんです。

その理由は昨日風速が4ｍ前後の時に和田さんの8.4㎡に133Ｌを借りて乗ってみたんです。ウインドバカは自分のセット6.7㎡に101Ｌでの走り出す最低風速は4.5ｍなのでこのでかセットなら間違え無く風速4ｍ以下でも走るだろと思っていたのですがこれが大間違えでした。

結果はこのでかセットでも走り出しの最低風速4.5ｍ前後でほぼ同じ結果でした。

ただ4.5ｍ以上吹いていれば軽いパンピングで走りだすので非常に走り出しが楽なのと走りだしたら止まらないし上りが取りやすいという大きなメリットはありましたね。
この結果はまだ乗り込んでいない道具の為、道具に乗れていないという事もありますが一番感じたのは道具のでかさに自分のパワーが追いついていない事でした。

多分この道具を6.7と同じようにパンピング　ウーチングが出来れば間違えなく走り出しの最低風速は上がるとは思います。

でも反対に走り出しの最低風速の差は道具を大きくしてパワーアップしてもせいぜい3.5ｍ　今より約1ｍ前後下げる事が出来るかどうか疑問です。

やはり道具が大きくなる分自重が重たくなるのと抵抗も増えるで意外と最低風速はかわらないようにも思いました。
ただこれだけは言えるのはレースでは少しでも速く走り出し少しでも上れて止まらない道具は最大の武器になることは間違えありません。

そして大きな道具はやはり大型選手向きという事も再確認できました。
大型選手でないとアンダーでもオーバーでも乗りこなせないと強く感じましたね。

それと身長が結構重要です。
体重がなくても身長があればかなり有利だということも事実です。
ウインドバカのように身長162㎝体重64ｋと小型選手には色んな問題があります。
アンダーの時は何時も思います。
手が足が短か過ぎると！
体重もやはり64㌔ではちょっと吹いてくると体を起されてしまいその時点でセイルサイズを下げないとまともには乗れないんです。

ただ乗るだけなら乗れますが乗りこなしているかと言われるとそこが大きな問題です。やっと乗っている状態で究極にジャイブをせめて荒れた海面を乗りこなすにはリスクが高すぎます。

仮にウインドバカの身長　体重で大型選手と同じ道具で張り合える方法はあるとしたら技術は互角以上でパワーは1.5倍近くでやっと互角に走れる位のハンディーがあるとおもっています。
大型選手のパワーの1.5倍ドーピングしないと無理っぽいですね。

そう考えると単純に考えてそれは究極のレベルでは無理と考えている為ひたすらアンダー練習に励んでいるわけなんです。
こうしてウインド力をあげる事で小さい道具で小柄な人が勝てるチャンスがあると信じているんです。

ワールドカッパーがアンダーでもオーバーでも走るのは大きな道具を使いこなし有り余るパワーで走らす事が出来るからだと思います。
間違えなくアンダーもオーバーもパワーなくしては速く走れないと思います。
ワールドカッパーのアンダーでの艇速はあの体格で次元が違うとの事ですので日本人との大きな差はやはり体格とパワーだと考えるのが妥当だと思います。
又　そのパワーと体格を利用した最高の技術が速さをうむのでしょう！

ということはウインドは自分の体格にあった道具で如何にアンダーからオーバーまでは走らせる事が出来るようになるかが上達の早道かも知れませんよ。

又　ウインドも本来体重別とか道具別とはしっかり分けないと平等の戦いが出来るとは思えません。
もし平等にするならミニマムを決めなければいいと思うのです。
そうする事で日本人もワールドカップで勝つチャンスが出てくると思います。

話を少し戻してゲロアンダーの時のパワーとはどこのパワーでしょうか？
という疑問が出てくると思うのですが。
もちろん全体なんですが特にどこかといいますと。

実は、昨日散々ゲロアンダー走らせて本当に疲れました。
そして今日は久しぶりに筋肉痛になりました。

その筋肉痛の場所は腹筋です。
どうして腹筋なのか？

でも心当たりはあります。
それは昨日猛パンピングして走らせてからプレーニング維持の時　微妙なバランス取りで腹筋を凄く使ってるなと感じていたんです。
これはパンピングの時というよりか走り出してからプレーニングを維持する時に使っている感じですね。多分ゲロアンダーの中走らせるにはハーネスに寄りかかっているだけでは駄目で風に合わせてマストを出来るだけ立てる事とボードの向きが重要でその時の微調整で腹筋を非常に使うんです。
その微調整がハーネスに寄りかかったり起き上がったりするんですがこれは本当に微妙な動きなんですね。
腕だけで起き上がればハーネスのパワーが抜けてマスト荷重も抜けボードに全体重が掛かってしまい一瞬にして止まってしまいます。
その為ハーネスのテンションを抜かずに微妙に無理やり起き上がる事が必要なんですね。
その為は常に腹筋から力が抜けないんです。

でもこれってジャストでもオーバーでも実は同じ事をしているんですがジャスト以上の場合はこの動きが多少ルーズでも止まる事が無いのであまり気にしていないだけだと思いますね。
ただゲロアンダーの時はこの微妙な動きが非常に重要なので凄く腹筋を使うんだと思います。
これは乗りながら凄く感じているので間違えないと思います。

ということは反対にもっと腹筋を鍛えればもっとうまくゲロアンダーからオーバーまで走らせる事が出来るという事になりますね。
どちらにしても腹筋はアンダーだけでなくウインドにはすごく重要な筋力なので鍛える必要があると思います。

それと次に必要なのが足の筋力です。
ゲロアンダーの時の走り出しには非常に足の力を使います。
これはセイルを漕ぐ動作パンピングですね。
パンピングを行いながらウーチング足でボードを前に送り出す動作になりますが
これをバランスよく絶妙なタイミングで行う事によりゲロアンダーで走らせる事が出来るのですがこの時に必要なのが足の筋力と持久力になります。この時、もちろん腕の筋力も使うのですがウインドバカに関しては腕より足の方を使っていると感じます。
多分腕は体全体でパンピングを行う為　腕だけに力が集中していないからそう感じるのかも知れません。
又　ウインドバカは腕の力は結構強く逆立ちで腕立てもできて片手でも腕立てが出来る位なので特に感じないのかもしれません。

それとやはり持久力です。
アンダーになればなる程、走りだすまでに時間がかかるのと走りだしてからも細かいパンピングを続けないと行けない場合も多いのでその時に持久力が無いと走り続けさせる事が出来なくなります。
良く猛パンピングしてプレーニング中にクラクラ来るときがあるんですよ。
それと息切れも良くありますね。
その時は思うんです。
走り込みしないといけないなと！
でもその時だけそう思うだけでなのでそこがウインドバカの駄目な所ですね。

今日はゲロアンダーについて長く書かせて頂きましたがアンダー走れば大きな道具無くても十分楽しめるようになるしそのまま吹き上がっても乗り続ける事が出来るので海の上にいる時間が増えるし、一番は道具が少なくて済むのと小さい道具は置き場に困らないという大きなメリットもあります。

又　海に行ってセイルサイズやボードサイズで悩む事がまずありません。
余程強風で無い限り黙って6.7張ってオーバーになればセイルサイズはそのままでボードのみ84ＬＪＰに変えるだけなので非常に楽です。
ただあまりにも同じサイズを使う機会が多く6.7㎡のレースセイル同サイズを年間3枚買い換えます。
どれだけ使ってるのといったかんじでしょう！
でもこうしないとセイルが持たないんです。

それと現在ウインドバカは最大セット6.7㎡に101Lでゲロアンダーから十分楽しめています。
ちなみに昨年はボードが111Ｌでしたが今年は更なる試練でボードを101Ｌとさらに小さくしました。
面白い物ではじめはボードを小さくしてアンダー走らなくなったんですが慣れと練習で今では下手すると111Ｌの時よりアンダー走るかも知れません。
小さい道具はアンダー走らないという概念は持たない方が良いかも知れませよ。
来年はもっと小さくしよとも考えています。

小さな道具でもゲロアンダーを走らる技術を習得すればレースは別かも知れませんがフリーで乗るなら大きな道具以上に楽しむ事は可能です。
ウインドバカは大きな道具のプレーニング感より小さい道具の方のプレーニング感の方がぜんぜん楽しと感じています。

ゲロアンダーは疲れますがそれが体力アップ　健康維持　さらにウインド力アップにつながっているとも考えています。ウインドは上達してジャストからややオーバーだと本当に楽で体力を使わないので運動量が凄く少ないと思うんです。
だから年配の方も出来るんだと思うんですがどうせスポーツするなら体力維持　向上　健康維持　ウインド力アップにもつながれば最高だと思いませんか？

後　ゲロオーバーは危険が付き物ですがゲロアンダーならリスクも少ないという大きなメリットもあると思います。

最後にゲロアンダーは間違えなく練習しないと走るようにはなりません。
ジャストからオーバー楽しいですがそこでばかり何時も乗っていてもゲロアンダーは走るようにはなりません。ゲロアンダーは走り出しで走らせようと思う気持ちと走らせる行動をしないと絶対に走りません。その感覚はゲロアンダーで乗り込みひたすら練習して走らせる感覚を体で覚えるしかないからです。
ゲロアンダー走らせてゲロオーバーまで乗れればその時ウインドレベルは超一流です。
一枚のセイルエリアが広くなる事がウインド力アップのものさしにもなっている事は間違えないですからね。

是非ゲロアンダーの練習を沢山して健康維持と節約にお役立てください。
ちなみにレースでもっと速く走りたいと思う人にもゲロアンダー練習をお勧めします。

スタート　ジャイブの立ち上りなどレース中はアンダー技術が非常に多く含まれています。
そこで如何に速く走り出せて如何に止まらないかがこれすべてアンダー技術が占めています。
もちろん大きな道具でのアンダーの走らせ方にも繋がってます。

それと考え方を帰る事も大事だと思いますよ。

なぜなら、普通後ろから前を走る人を抜き去るに余程の艇速の差が無いと抜きされませんがスタートとかジャイブの立ち上がりは意外と簡単に差がでるんです。
少し位艇速が速くてもスタートで遅れてジャイブでの立ち上がりで遅れればレースではお話になりません。

それと今まで初心者は別としある程度の上級者で急に艇速だけ速くなった人に会った事がないように思います。
艇速の速い人は意外と初心者の頃から速い人が多いですね。
練習で艇速　特にトップスピードがが急に速くなるというのは熟成した上級者には中々難しい気がします。
レースで勝てるようになるにはまずはスタートからゴールまでのトータルアベレージをあげることが早道だと思います。
艇速を伸ばす事よりアンダー技術伸ばした方が間違えなく能率的及び効果的で速くなると思います。
もちろん艇速も速くアンダー技術のある方が一番速いのは当然のことですが効果が早く出る練習方法を取り入れた方が結果に繋がると思いますよ。

●風は明日も駄目モードですね。
午後のサーマルに少し期待です。
そして週末は土曜　日曜は北東系ですね。
低気圧動きと高気圧の張り出し具合で決まりそうです。
それにしても来週から本格的に天気図見ると秋ですね。
移動性の高気圧が目立ってきました。